ベトナムを知るおすすめ本10選

国・地域

ベトナムは共産党一党支配のもとでドイモイ(刷新)政策を推進し、外資誘致と輸出製造業で急成長を遂げた国です。一方で、アメリカ・中国・ロシアの大国の間を巧みに立ち回る外交力も際立ちます。歴史の重さと現在の躍動感を同時に知るために選んだ10冊です。

掲載順は書籍の優劣を示すものではありません。編集部の選書基準については 選書ポリシー をご覧ください。

1

歴史・地理・文化・政治・経済——5つの視点で読む、本当のベトナム

米中を巧みに使い分ける外交巧者。共産党一党支配下で市場経済を走らせるドイモイ国家の全貌。

2

9カ国で読み解く東南アジアの歴史と未来

タイ・ラオス・ベトナム・カンボジア等9カ国の歴史を一冊で。植民地時代から現代までを網羅。

3

9カ国で読み解くASEAN経済のポテンシャル

6.7億人・GDP4兆ドルの経済圏。9カ国の産業構造とサプライチェーンの結節点。

4

岡田 雅志 監修 河出書房新社

「世界と日本がわかる 国ぐにの歴史」シリーズの一冊として、ベトナムの通史を1冊で読み通せるビジュアル通史。地図・年表・写真が豊富で、最初の一冊として最適。2024年刊行で最新情勢まで対応。

5

小倉 貞男 中央公論新社(中公新書)

元・共同通信ハノイ支局長でベトナム報道の第一人者・小倉貞男による物語形式の通史。古代の建国神話から、中国支配、フランス植民地化、ベトナム戦争、統一、ドイモイ改革まで、読み物として楽しめる中公新書のロングセラー。

6

今井 昭夫・岩井 美佐紀・坂田 正三・遠藤 聡 編著 明石書店(エリア・スタディーズ39)

明石書店エリア・スタディーズの定番。ベトナム研究の中堅・若手が政治・経済・社会・文化・生活などを63のテーマで解説。第3版として、ドイモイ第2フェーズや対中関係、コロナ後の変化までカバー。

7

開高 健 朝日新聞出版(朝日文庫)

1964年、朝日新聞特派員として南ベトナムに渡った作家・開高健による古典的ルポルタージュ。現地で見た戦場と民衆の姿を、圧倒的な文学性で描く。ベトナム戦争と当時の東南アジアを日本語で読める第一級の証言。

8

蕪木 優典 東洋経済新報社

現地でベトナム経済に関わる著者による、2024年時点でのベトナム経済ガイド。日本企業の進出動向、消費市場の変化、労働力・スタートアップ環境などを最新データで整理。ビジネス実務家向け。

9

木村 福成・グエン・アイン・ズオン・坂田 正三 編 勁草書房

慶應義塾大学経済学部・木村福成らが編纂した、ベトナム経済の中長期戦略に関する2024年の研究書。「2045年高所得国入り」という国家目標を軸に、産業政策・貿易・人的資本を体系的に分析。政策・実務・研究のすべての立場から参照可能。

10

古田 元夫 岩波書店(現代アジアの肖像)

東京大学名誉教授・古田元夫による、ホー・チ・ミンの評伝。民族解放運動指導者としての戦前戦中期と、その死後に展開されたドイモイ改革との思想的連関を描き、現代ベトナム理解の思想的土台を提供する。

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