BRICS+を読む 4冊——中国・ロシア・インド・ブラジル

西側主導の世界に対抗する新興国連合。その中核4カ国を1冊ずつ。

BRICS+は、中国・ロシア・インド・ブラジル・南アフリカに、2024年以降イラン・エジプト・エチオピア・UAEなどが加わった新興国連合です。人口では世界の45%超、GDPではG7を上回る規模となり、米国主導の国際秩序に対抗する枠組みとして急速に存在感を増しています。ただし内部は決して一枚岩ではなく、中国とインドは国境紛争を抱え、ロシアとインドの関係は複雑で、脱ドル化の実現度も国によって温度差があります。Iris Instituteは、BRICS+の中核4カ国(中国・ロシア・インド・ブラジル)を、それぞれ1冊で書き下ろしました。南アフリカも今後刊行予定です。

目的別の読み方

"脱ドル化"の実態を掴む

中国とロシアから入ると、なぜ両国が人民元・ルーブル決済を推進するのか、SWIFT代替システムの現状はどうかが構造から理解できます。

グローバルサウスの視点

インドは「戦略的自律」を掲げ、西側にもBRICSにも完全には属さない立ち位置を取っています。BRICS加盟国でありながらG7とも連携する複雑な外交スタンス。

南半球の大国ブラジル

ブラジルはBRICS拡大の推進役として2025年議長国を務め、グローバルサウスの盟主を自任。中国最大の農産品輸出先でありながら米国とも関係を維持する、独特の外交自律性を持つ大国です。

BRICS内部の不協和音

中国とインドはヒマラヤ国境で軍事衝突を繰り返し、ロシアはウクライナ戦争で外交的に孤立気味。BRICSは一枚岩ではなく、4冊読むと内部の緊張関係がよく見えます。